重要なお知らせ

シリーズ立ち行かないわたしたち新人賞開催のお知らせ


このたび、「シリーズ立ち行かないわたしたち」では、シリーズのさらなる発展を目指し、新人賞を開催することにいたしました。作品はX(旧Twitter)上に投稿する形式で募集します。プロ・アマチュア問わず大歓迎です。
本シリーズでは、さまざまな人々の「人生の困難や葛藤」をテーマに、読者が自分事としてとらえられるような作品を刊行してきました。子どもがいじめの加害者になってしまった、家族が陰謀論を信じ込んでしまった、人を信じることができないバツイチ子持ち女性の恋など、どれも一筋縄ではいかないテーマです。そんな読者の心を揺さぶる渾身のテーマをこのシリーズで描いてみませんか? たくさんのご応募をお待ちしております。

応募要項

テーマ:自由です。実話でもフィクションでもかまいません。あなた自身が抱える表に出しづらい感情や、身に降りかかった予期せぬ出来事、または社会に対する問題意識などをテーマにした、読者が自分事としてとらえられるような作品を描いてください。
賞金:大賞10万円+書籍化を目指して担当がつきます
   入賞3万円+お好きなシリーズ既刊をプレゼント
応募形式:●同じサイズのコマを縦に均等に並べた、1ページ8コマ形式
     ●投稿枚数は8ページ以上(1~2話分程度)
     ●カラー、モノクロどちらでも可
応募場所:X(旧Twitter)
締め切り:2024年6月30日(日)23:59まで
結果発表:シリーズ公式X(@semi_comicessay)にて2024年7月末ごろ発表予定

応募方法

①シリーズ立ち行かないわたしたち公式X(@semi_comicessay)をフォロー。
②ご自身のXアカウントにて、作品タイトル、マンガ画像(8ページ以上をツリー形式で投稿してください)、「#シリーズ立ち行かないわたしたち新人賞」のハッシュタグをつけて投稿。
※①,②両方を満たして応募完了となります。


注意事項 ※必ずご一読ください

・マンガは1ページ8コマ形式、必ず8ページ以上の投稿をお願いいたします。この形式・ページ数に該当しない作品は審査対象外といたします。
・作品サイズに指定はありません。カラー、モノクロも問いません。
・商業的に発表したものではない、未発表・未投稿のオリジナル作品に限ります。SNS、ブログ、個人サイトで掲載した作品のご応募は可能です。ただし、著作権が本人に帰属しているものに限りますので、ブログサービスなどをご利用の方は、あらかじめ利用規約などをご確認ください。
・二次創作作品は審査対象外といたします。
・作品の内容は完結していなくても構いません。
・違う内容の作品で複数応募も受け付けておりますが、1人3投稿まででお願いいたします。
・文字のみの作品(原作)は募集しておりません。
・応募から受賞作発表までの期間は、他社・他誌漫画賞への持ち込みや二重投稿はご遠慮ください。
・応募規定に違反していることが判明した場合は、受賞作発表後であっても賞の取り消し・賞金の返金等の措置を取る可能性があります。
・受賞作を出版する場合には 株式会社KADOKAWAの契約に従っていただきます。
また書籍化を目指す場合、応募作のテーマから変更になる可能性があります。
・選考内容の詳細についてはお答えできません。
・個人情報は、受賞者の方へのご連絡のために使用させていただきます。他の目的、用途には使用いたしません。詳しくは、弊社プライバシーポリシー(https://group.kadokawa.co.jp/privacy_policy/)をご確認ください。

「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について

「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

以下の書影をクリックしていただくと、シリーズ既刊の試し読みができますので
ぜひチェックしてみてください。

『わたしが誰だかわかりましたか?』やまもとりえ



海野サチ、42歳、先日シングルマザーになった。42年間まじめにコツコツ誰にも迷惑かけずに生きてきたのに、手元に残ったのは親身になってくれぬ友人と、反抗期の息子と、その息子を養うための仕事だけ。そんなある日、サチは仕事の集まりで同じくバツイチ子持ちの男と出会い意気投合する。何年ぶりだろう、男の人の手に触れたいと思ったのは。初めてかもしれない、男の人の匂いをかぎたいと思ったのは。男とメールをするうちに恋に落ちていくサチ。しかし男は仕事と育児を理由に会おうとせず、サチはSNSなどで調べ始めるのだが…。


『母親を陰謀論で失った』原作:ぺんたん 漫画:まきりえこ



東京で妻と暮らす息子・ナオキ、地方で父と暮らす母親・ケイコ。どこにでもある仲の良い親子だったふたり。コロナ禍の度重なる社会不安により会えない日々が続くが、お互いを想い合って過ごしていた。しかし、ある時期から母親が怪しい動画を送りつけてくるようになり―――。陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」その真相に迫る過程を息子視点で描いた濃密なセミフィクション。


『娘がいじめをしていました』しろやぎ秋吾



中学時代にいじめられた経験を持つ赤木加奈子はある日、小学5年生の娘・愛が同級生の馬場小春をいじめていることを知り、家族で馬場家に謝罪に向かう。加奈子たちの謝罪はその場では受け入れてもらえたものの、小春はその後、不登校になってしまう。小春の母・千春は苦しむ娘を見て知り合いに相談するが、SNS上での匿名の告発をきっかけに、思いもよらない事態へと発展してしまうのだった──。我が子への不信感、夫との意見の相違、SNSで巻き起こる炎上…様々な問題に翻弄される二つの家族。自分の子供がいじめの当事者と知った時、「正しい対応」とは果たして何なのか?いじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描く、意欲的セミフィクション。


『タワマンに住んで後悔してる』原作:窓際三等兵 漫画:グラハム子



九州から念願の東京転勤が叶い、憧れだったタワマン低層階の部屋を購入した渕上(ふちがみ)家。専業主婦の渕上舞は東京の生活に馴染めずにいたが、小学5年生の息子・悠真が入った野球チームには同じタワマンに住むママ、サバサバ系バリキャリウーマン・瀧本香織(中層階在住)とボスママ的存在のエリート駐在妻・堀恵(高層階在住)の2人がおり、すぐに仲良くなる。しかし転入早々、悠真がエースになったことで徐々に不協和音が…。低層階と高層階、専業主婦とバリキャリ、子どもの学力、夫の職業など、さまざまな軸で見えない競争意識に駆り立てられていく大人たち。同じタワマンの低・中・高層階に住む家族3組の虚栄と内情を描くセミフィクション。


『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』もつお



高校2年生の春、加藤ミモリは摂食障害で精神科病棟へ入院した。スマホなどの私物は没収され、家族とも会えない外部と遮断された空間で、自由にベッドから降りることすら禁じられた病棟での日々。ミモリは新しい環境に戸惑い、悲嘆に暮れながらも、やがて同じ病棟で生活を送る人々と交流するようになる。いつも廊下で倒れている人、一言も喋らない人、手が赤くなるまで消毒をする人、いつから入院しているのか謎の人、そして自分と同じ病気を持つ人……一風変わった入院患者たちの存在は、いつしかミモリの気持ちに変化を促していくのだった。


『夫がわたしを忘れる日まで』吉田いらこ



佐藤彩は、夫・翔太の物忘れが増えたことを最初は気に留めていなかったが、決定的な出来事が起き、病院へ連れていくことに。そこで医師から言い渡されたのは「若年性認知症」という残酷な宣告だった。いずれ時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病。なんとか前を向こうとする彩だったが、病状が徐々に悪化するにつれて夫は知らない一面を見せるようになっていき―――。


『すべては子どものためだと思ってた』しろやぎ秋吾



専業主婦の土井くるみは長男・こうたに特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしいと考えていた。しかし、こうたは体が弱く、自己主張もあまりしないことから小学校のヒエラルキーが下であることを知ってしまう。また、こうたが進学予定の地元の中学校は生徒の素行のせいで評判が悪いということを知ったくるみは、親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられないという思いからこうたの中学受験を決意する。受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れて実践していくくるみ。だが、くるみの思いはこうたを、家族を次第に追い詰めていくのだった――。


『占いにすがる私は間違っていますか?』福々ちえ



2人の子供と優しい夫に囲まれて幸せな家庭を築く一方、自分に自信がもてずうじうじしがちな専業主婦の梅子。父と母の死を経て、梅子は実家の整理とリフォームを計画するが、その実家で娘が怪我をするなど不運な出来事が続き不安を覚えていた。そんな時、看護師として大病院で働く親友のあかねから風水を勧められる。最初は半信半疑だった梅子だが、とある事故をきっかけに風水師に頼ることを決意。風水師の助言に従って生活を送ると小さな幸運が続き、どんどん風水にハマっていった梅子は、行き過ぎた行動で周囲を巻き込み始めていく―――。


『子どもをネットにさらすのは罪ですか?』まきりえこ



パートで働きつつ、いつか夫と別れることを夢見る主婦・山田あずさ。経済的な苦しさ、夫との不仲、あなどってくるママ友たち。そんな窮屈な日常から抜けだすために、こっそり始めた「デイチューブ」の動画配信に、あずさは少しずつのめりこんでく。唯一の理解者である娘・ふうかを傷つけない発信だけには気をつけていたあずさだったが、人気を得るにつれて徐々にふうかを利用するようになっていき―――。なぜ親は子どもの素顔をネットに晒すのか、その後大きくなった娘が抱える問題とは? 動画配信によって歪んだ親子の関係性を描くセミフィクション。


『望まれて生まれてきたあなたへ』やまもとりえ



家族から継いだ個人病院に勤務する小児科医のまどかはある日、母親が産まれたばかりの赤ちゃんを埋める新生児遺体遺棄事件が近所で起きたことをニュースで知る。テレビ画面に映る、無表情で疲れ果てた様子の容疑者の女性――それは、まどかが幼い頃に親しくしていた友人ののぞみだった。公園を走り回ったこと、夏にスイカを食べたこと、可愛い女の子の絵を描いたこと、東京で一緒に暮らす約束をしたこと……。まどかは、かつて幸福な毎日を過ごし、やがて少しずつすれ違い、別の道を歩んでいった2人の記憶を蘇らせるのだった。


『子どもが欲しいかわかりません』大町テラス



主人公・青木カナコは、マッチングアプリで出会ったエンジニアのリョウと結婚し、平穏な夫婦生活を送っていた。だが、30代後半に差し掛かり、ライフステージが次々と変わっていく友人たちを目の当たりにし、カナコは戸惑う。「私って子どもが欲しいんだっけ?」 若い頃は、結婚して当然のようにいつか自分にも訪れると思っていた妊娠と出産だったが、真剣に向き合わぬまま「高齢出産」と言われる年齢になっていた。なぜなら、そもそもカナコは心から「子どもが欲しい」と思ったことがなかったのだ。自分は欠陥人間なのだろうか?もし子どもを授かれたとしても、"ちゃんとした母親"になれるのか? 母親になって後悔しないだろうか。そんな気持ちで子どもを持つ資格があるのか。これまで積み上げてきたキャリアは? 右往左往しながらも、カナコが出した答えとは――?