望まれて生まれてきたあなたへ

望まれて生まれてきたあなたへ

わたしにとってあなたは、かけがえのない友達だったよ。
産まれたばかりの赤ちゃんを母親が埋める新生児遺体遺棄事件。そんな悲しい事件の犯人は、幼い頃に親しかった友人だった。
タイムラインに流れる事件の見出しと、感情的なコメント。あの頃、たしかに幸福な日々を送った「わたし」と「あなた」は、いったい何が似ていて、何が違っていたのか? 切なく儚い人生の断片を描く、渾身のセミフィクション。

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作者紹介
  • やまもとりえ
    鹿児島県出身のイラストレーター。

    長男(天パ)、次男(貫禄)、4つ年下の旦那さん(なで肩)、猫のトンちゃん(ガリガリ)と大阪でのんびりと暮らしている。著書に『Aさんの場合。』『お母さんは心配症!?』『今日のヒヨくん』『本当の頑張らない育児』『ねこでよければ』『わたしは家族がわからない』『わたしが誰だかわかりましたか?』『望まれて生まれてきたあなたへ』『怖いトモダチ』『べつに友達じゃないけど』『うちらはマブダチ』などがある。