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受賞者発表

コミックエッセイプチ大賞

今回も多数のご応募ありがとうございました!
応募総数約200通の作品のなかから選ばれた受賞作を発表します。

そうちゃんは今日も元気  〜小児科入院記〜

春野 歌

【講評】息子が1歳5ヶ月で心臓の手術を受けることになった。その入院記を母の視点で描いた作品。母の愛情や心配な気持ちの描写が深く、ひしひしと伝わってくる。病棟内での他の病気の子どもや親との関わりも描かれており、闘病中の子どもを持つ親に勇気を与えてくれる内容である。

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わたし宗教

もつお

【講評】高校生の頃に強迫神経症を発症した著者の体験を描いたコミックエッセイ。ちょっとしたおまじないと思って始めたことが次第に脅迫となり、苦しまされる過程がわかりやすく描かれている。絵もストーリーも丁寧で、経験者だからこそ描ける内容として発表する意義を感じる作品。

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どうぶつ病院日記

とみた 黍(きび)

【講評】住宅街にある、とある動物病院の動物看護師の日々を描く4コマコミックエッセイ。新米看護師である主人公の仕事の大変さややりがいが素直に描かれていて好感がもてる作品である。猫や犬の造形もかわいくほのぼのとしたストーリーで、続きが読みたくなる魅力に満ちている。

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[アメブロ特別賞]強迫性障害と7年間戦ってみた

菊晴

【講評】些細なことから始まった強迫性障害との7年間の闘いを描いたコミックエッセイ。難しい精神病の発症から治療、克服までを非常に細やかに表現している。誰にでも発症のリスクがあるということだけでなく、自身の考え方次第で病を乗り越えるきっかけは見つけられると気づかせてくれる作品である。

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総評

今回は応募総数が200通を切り、少し寂しい応募数となりました。
応募される方にとっては、受賞のチャンスが広がっていると
ポジティブにとらえていただけるといいかもしれませんね。
作品のレベルはじわじわと上がってきておりますので、
次回の応募も楽しみにお待ちしております。

今回は、最終選考にアメーバブログの方も参加していただき、「アメブロ賞」を設けました。
アメブロ賞受賞の方は、ブログを立ち上げることが必至条件になりますが、運営側の手厚いフォローが受けられます。
次回以降も折りを見て、この賞を設置していきたいと思いますので
みなさまの参加をお待ち申し上げております!


今回は、プチ大賞受賞者が3名、アメブロ賞が1名となりました。

まず最初のプチ大賞受賞者は、
春野 歌さんの『そうちゃんは今日も元気 ~小児科入院記~』です。

生まれつき心臓に穴が空いているそうちゃんの、手術と入退院の記録です。
母親である春野さんの心の動きが詳細に描かれており、
涙したり応援したりホッとしたり。
同じような立場にいらっしゃるご家族のかたにぜひ
読んでいただきたい作品だと感じました。
キャラクターがみんな子どもに見えてしまうので、
大人と子どもの描き分けが課題かと思います。

次の受賞者は、とみた黍(きび)さんの『どうぶつ病院日記』。

動物病院を舞台にした、動物看護士さんたちのお話です。
シリアスな場面も多いハズなのに、全体的にゆるい…。
特に作者(主人公)の造形が妙に編集部のツボにハマってしまい、
大人気作品でした。
ここで繰り広げられる動物たちのあれこれをもっと読みたい!
イヌ好きにも猫好きにも、うさぎやインコやハムスター好きにも
喜んでいただけそうな作品です。
枠線はきちんと定規でひいたほうが、ゆるすぎず、作品に
締りがでるかなと思います。

最後の受賞者はもつおさんの『わたし宗教』。
ドキッとするタイトルも素晴らしいですが、内容も本当に圧巻でした。

強迫神経症にかかっていく心の変容を、
「私の中の神様」に従うという捉え方で話は進んでいきます。
当事者の作者が明快に、かつ客観的に心の内を描いており、
引き込まれるように読み進めてしまいます。
最後にこの神様から逃れることができたシーンは
じわっと涙が出ました。絵柄がもうすこし安定するよう、
描き込むことが大事かと思います。


さて、初の「アメブロ賞」を受賞したのは、
菊晴さんの『強迫性障害と7年間戦ってみた』です。

こちらも、もつおさんと同じテーマですが、
追い詰められていく様子からの回復の兆しを自分で
見つけていく過程が非常によく描けており、
アメブロさんの高い評価を得ました。
多くの方々の励みになる作品になると思います。
近々ブログを開設されることになりそうです!


今回プチ大賞を受賞された3名の方には、賞金10万円と、編集部より担当が付き、
書籍化に向けてレクチャーさせていただきたいと思います。
アメブロ賞に関しては、賞金3万円が贈られます。


次回のプチ大賞にも、どうぞご期待くださいませ。
皆様のご応募を、心よりお待ちしております。

コミックエッセイ編集部
編集長 松田紀子

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