認知症の祖母が忘れなかったこと

認知症の祖母が忘れなかったこと

86歳で認知症になった祖母。怒りっぽく、他人の噂話が大好きで、意地悪な発言ばかりで、正直怖くて苦手だった祖母。そんな彼女がついさっき話したことも忘れて、同じ話を壊れたレコードのように何度も繰り返すようになった。
けれどふとした時に祖母の昔の思い出を尋ねると、彼女の目に光が戻った。

戦火にさらされた故郷の町で見た景色、なかなか懐くことができないまま戦場から帰ってこなかった父のこと、新宿に住む祖父に嫁ぐために故郷をあとにしたあの日…。
祖母の語りは時代を超えて、出会うはずのない若き日の祖母と出会わせてくれた。それは、苦手だったはずの祖母と再び出会い直す体験でもあった。

祖父母の家に料理を作りに通ったり、認知症サポーター養成講座に参加したり、祖母のデイケアを見学したり…。
祖母との日々を綴ったエピソードの他、祖母の戦中と戦後の人生の「語り」を描く渾身の描き下ろし、さらに活字エッセイ4編などを収録。

第20回新コミックエッセイプチ大賞を受賞した注目の新鋭が、鮮やかなフルカラーで記憶と人生を描き出す、心温まる家族コミックエッセイ。

『認知症の祖母が忘れなかったこと』/ なかざわ とも

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作者紹介
  • なかざわ とも
    1994年生まれ、東京在住のイラストレーター。桑沢デザイン研究所卒業後、イラストレーターとして活動を開始。認知症である祖母の瑞々しい少女時代を描いた「祖母の記憶」で第20回新コミックエッセイプチ大賞を受賞。

    <受賞コメント>
    このような賞をいただき大変光栄に思います。腰が重く、どこか自分に自信がない私の丸まった背中を、大きな力でバシッと叩いてもらったような気持ちです。将来31歳の自分を振り返ったときに「『新コミックエッセイプチ大賞』がターニングポイントになった」と思えるよう、背筋をのばして創作活動に励みます。本当にありがとうございました。
最新刊情報
認知症の祖母が忘れなかったこと
著者:なかざわ とも
祖母が認知症になって初めて、私は彼女のことをもっと知りたいと思った。
86歳で認知症になった祖母。怒りっぽく、他人の噂話が大好きで、意地悪な発言ばかりで、正直怖くて苦手だった祖母。そんな彼女がついさっき話したことも忘れて、同じ話を壊れたレコードのように何度も繰り返すようになった。
けれどふとした時に祖母の昔の思い出を尋ねると、彼女の目に光が戻った。

戦火にさらされた故郷の町で見た景色、なかなか懐くことができないまま戦場から帰ってこなかった父のこと、新宿に住む祖父に嫁ぐために故郷をあとにしたあの日…。
祖母の語りは時代を超えて、出会うはずのない若き日の祖母と出会わせてくれた。それは、苦手だったはずの祖母と再び出会い直す体験でもあった。

祖父母の家に料理を作りに通ったり、認知症サポーター養成講座に参加したり、祖母のデイケアを見学したり…。
祖母との日々を綴ったエピソードの他、祖母の戦中と戦後の人生の「語り」を描く渾身の描き下ろし、さらに活字エッセイ4編などを収録。

第20回新コミックエッセイプチ大賞を受賞した注目の新鋭が、鮮やかなフルカラーで記憶と人生を描き出す、心温まる家族コミックエッセイ。
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