【第21回新プチ大賞 受賞作】『ハンガリーのミナコ』

【第21回新プチ大賞 受賞作】『ハンガリーのミナコ』

【編集部講評】
ハンガリーで暮らしていた幼少期の体験を、子どもの目線で情緒的に描いたコミックエッセイ。言葉もわからず慣れない異国の地での不自由な生活や、学校での繊細な人間関係など、子どもならではの「生きる姿」が丁寧に描かれていて、読み終えたあとにしみじみと心に残る作品になっている。空気感の作り方や間の取り方に優れており、雰囲気のある絵柄と合わさって、感情の揺れ動きが鮮明に伝わってくる点も魅力的。展開に緩急をつけたり、ハンガリーの文化や価値観の違いなどにもう少し焦点を当てると、作品の個性がより際立ち、幅広い読者の胸を打つのではないか。

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作者紹介
  • トナカイフサコ
    【受賞コメント】
    大変光栄な賞に選んでいただき、ありがとうございます。
    長年、海外旅行記を描いてきましたが、そのルーツである「海外子女」時代のことはどこにも話せずにいました。
    異国での生活を謳歌しながらも、当時漠然と感じていた心細さ・寂しさを主人公「ミナコ」に託しました。
    いま世界中で頑張っている海外子女たちとそのご家族に、この作品が届くことを祈っています。