【第13回新プチ大賞 受賞作】生活保護JKだった話

【第13回新プチ大賞 受賞作】生活保護JKだった話

【編集部講評】就労が困難な両親のもとに生まれ、生活保護を受けていた家庭での経験を描いたコミックエッセイ。構成が上手く、画力にも安定感があり、するするとテンポ良く読ませる力があった。インパクトのあるタイトルは昨今の電子書籍市場でも注目されやすく、書籍化に期待が持てることも受賞の決め手となった。本作では実家を出る過程はあえて省略されて描かれていたが、実際に実家から独立して一人暮らしを始めるまでの過程や、貧しい家庭における幼少期からの苦労など、膨らませることができそうな内容も複数あるので、担当編集と話し合い、多くの人に届く作品づくりに取り組んでほしい。

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作者紹介
  • 五十嵐タネコ
    【受賞コメント】この度は憧れの新コミックエッセイプチ大賞を受賞させていただき、本当に光栄で嬉しく思っています!

    生活保護にはどうしてもネガティブなイメージがあり、風当たりが強いことも少なくない昨今ですが、どんな家庭でも貧困に陥る可能性があること、そして、生活保護で救われる人生が確かにあることを、自分の体験を通じて伝えられたらいいなあと思い筆を取りました。
    少しでもこころに残る何かがあれば幸いです!